虫に負けない!お花と植物の梅雨じたく Part2 (お薬で守る編)
- 緒方法子

- 7月14日
- 読了時間: 3分
前回のブログでは、梅雨どきに増える植物の敵「虫」たちについてご紹介しました。
今回はその続きとして、大切なお花を虫から守るために私たちがよく使う「お薬=園芸薬剤」についてお話しします。
まず、お花や植物の元気がなくなってきたとき、「これは虫のせい?それとも病気?」と悩んだことはありませんか?
正しいお薬を選ぶためには、まずその原因を見極めることが大切です。

虫の被害は、「かじられている」「小さな穴があいている」「フンが落ちている」などの目に見える変化で気づきやすいのが特徴です。
(虫は朝晩に動くことが多いので、時間を変えたり、葉の裏や株本などいろんな場所を観察してみると見つけやすいかもしれません。)

そして、お薬には、スプレー剤・シャワー剤・粒や粉タイプ・ペレット剤・水でうすめて使うタイプなど、いくつかの種類があります。
それぞれに使い方の特徴や、効果がある症状が違うので、植物の状態や使用する環境に合ったものを選ぶことが大切です。

次に、私たちがよく使うお薬をご紹介します。
🌿オルトランDX
・殺虫剤(粒剤)
・効果のある害虫:アブラムシ、コガネムシ幼虫、ヨトウムシ、アザミウマなど
・特徴:「浸透移行性」タイプのお薬で、殺虫成分を2種類配合。土にばらまくだけで根から植物に吸収され、植物全体を害虫から守る予防的効果が約1ヵ月続きます。
・葉につく虫と土の中の虫を同時に防除できます。
🌿ダイアジノン粒剤3
・殺虫剤(粒剤)
・効果のある害虫:根を食害するコガネムシ類幼虫やネキリムシ、ヨトウムシなど
・特徴:根元にまいて土に混ぜ込むことで効果を発揮します。地中の害虫に強い効果を発揮します。
🌿 デナポン5%ベイト
・殺虫剤(ペレット剤)
・効果のある害虫:ダンゴムシ、ネキリムシ、コオロギ、ハスモンヨトウなど
・特徴:まくだけで害虫を誘いだし、食べさせて退治する誘引殺虫剤です。見つけにくい潜伏害虫の駆除にご使用ください。
🌿ナメクジ退治ベイト
・殺虫剤(ペレット剤)
・効果のある害虫:ナメクジ、カタツムリなど
・特徴:誘引殺虫剤で、ナメクジ、カタツムリを誘い出し、食べさせて退治します。
・降雨などにより水を含むと粒は崩れてきますが効果に影響がなく、使用後に残る粒は植物性有機物で、環境に対し、悪影響はありません。
🌿 ベニカXネクストスプレー
・殺虫殺菌剤(スプレー剤)
・効果のある害虫:アブラムシ、ハダニ、アザミウマ、チョウ目害虫、ウリハムシ、チュウレンジハバチ、ヘリグロテントウノミハムシ、テントウムシダマシ類、ゴマダラカミキリ、カイガラムシなど
・効果のある病気:うどんこ病、黒星病、灰色カビ病、菌核病、サビ病など
・特徴:幅広い植物に使うことができ、害虫には素早く長く効きます。
・雨に強い浸透移行性により、殺虫効果が持続。害虫に効くだけでなく、病気の予防&治療にも効果を発揮します。

そして、使用前にはパッケージの説明をよく読み、植物に適切なケアを心がけましょう。
とはいえ、迷ってしまうこともあると思います。そんなときは、ぜひ私たちMisel Plants Tokyoにお気軽にご相談くださいませ。





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